三愛60年の水着の歴史

     

日本で初めて海水浴が行われたのは現在の神奈川県大磯町。なんと時代は1886年までさかのぼる。ただ、最初に海水浴をした女性達は欧米貴婦人達と同様の恰好、テーラードジャケット風のロングドレスに麦わら帽子(こちらは日本風)とういう今では考えられない恰好で海水浴を楽しんでいたそう。当時はまだまだ海水浴という考えが新しく日本人の女性は欧米の貴婦人をまねる…という形だったけどいつから日本の水着ができ、いつから日本人の女性の水着ファッションが生まれたんだろう。

昭和30年、1955年 三愛が銀座4丁目に店をOPEN

日本の水着を語る上で外せないのが現在の株式会社Aiこと三愛。銀座三愛の名の程、なんと昭和30年から銀座4丁目で水着販売を始めたところから三愛の歴史が始まる。昭和30年というと、西暦1955年、日本は戦争にやぶれ貧しい暮らしを乗り越え徐々に生活にゆとりが出始めたころに三愛も水着販売を開始した。銀座というオシャレでハイエンドな土地で水着販売を始めた三愛はかなり注目の的で、大きなインパクトを与えたそう。

昭和35年、1960年 三愛がオリジナル水着の制作をSTART

三愛が独自のオリジナル水着を手掛けたのはそれから5年後の事で昭和35年、1960年から。この年から永久的な伸縮性を持つへラン加工ナイロン素材が出現しナイロン水着が莫大的なヒット商品に!現代の私達にはただただ普通の事だけど、なんとナイロン製の水着が出る前は羊の毛をメリヤス編みにした物が水着だったそう… 羊の毛で泳ぐ… ちょっと想像できないよね。

この時代海水浴の発祥となった大磯町同様、神奈川県にある鎌倉市にはなんと1日100万人といわれる人が鎌倉の海に訪れた…と当時の新聞が記載するほど海水浴は大ブームになり、同時にオシャレな水着を求める女性もどんどん増えていった。今ではよく毎年新しい水着を買うなんてのが海に行く人には定番になっているけど、このような毎年新しい水着を買いそろえる習慣もこの頃生まれたとか。何気に60年代にそんな習慣が始まったなんて予想よりも早いという実感だけど、皆はどう思いますか。

昭和43年、1968年 三愛初の水着ショーを銀座で開催

そして、また大きな一大イベントを三愛が開催したのが昭和43年、1968年、なんと初の水着ショーが三愛によって銀座で開催された。銀座4丁目でステージを作り水着のショーをするなんて初の試みで、三愛の勇気と東京の広い心に新しい物への関心が感じ取られる。

そして、1970年、80年と時代が流れるにつれ、三愛水着は日本の水着業界のみならず、日本のファッションに大きな影響を与えている。水着同様、毎年のイメージモデルも大きな注目を集め三愛イメージガールから人気が出てモデル以上に活躍されるタレントや女優も近年目立ってきてる。そして、去年は三愛の歴史60年の節目の年。今年は60年を超えどんな新しい水着が生まれるのか今から目が離せない!

写真 2015年楽園のステージ & nightsea_agehaより提供

三愛の歴史は 初刊 三愛水着の歴史 San-ai Swimwear Chronicle より

 

 

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